私は企業の情熱や価値を言語化し、媒体に適した文章に落とし込む仕事をしていますが、「私に頼まないほうがいい」と判断し、ご自身で書くことをすすめる場合もあります。
自作しようか依頼しようか迷っている方は参考にしてください。

自作したほうがいい場合①会社案内代わりのホームページ

ホームページが会社案内のような位置づけで、「とりあえずあればいい」のであれば、文章にこだわらなくてもいいと思います。

代表者の名前、所在地、沿革などがあれば充分です。

ただしこうしたホームページは放置しがちなので、何か変更があったときには更新するのを忘れないように注意が必要です。

自作したほうがいい場合②事業の方向性が定まっていない

創業直後などでターゲットやサービスが変わる可能性があるときは、自作することをおすすめします。

理由は以下の2つです。

理由①方向性が変わっても柔軟に対応できる

私の失敗談です。

起業してすぐの頃、営業に使える小冊子をデザイナーさんに依頼して作成してもらいました。

ところが、すぐに事業の方向性が変わってしまい、せっかくのデザインが無駄に……。

お金も時間ももったいなかったし、なによりデザイナーさんに申し訳なかったです。

フリーランスになって6年目ですが、名刺やリーフレットなど後から変更ができない販促物はいまだにパワーポイントなどで自作しています。

文章も同じく、創業時にコピーライターに書いてもらっても、あっという間に賞味期限切れになってしまう可能性があります。

1ページ当たり何万円もするのだから、もったいないですよね。

自分で書ければいつでも変更できます。

自作したほうがいい理由②頭の中が整理されるから

メーカーの専属コピーライターをしていたとき、「書くことは考えること」と耳タコで言われました。

確かに書いていくうちにどんどん頭の中が整理され、原稿を書き終える頃には営業担当者より商品に詳しくなっていたほど。

文章は脳内をアウトプットする手段なので、「書けない」と「理解していない」はほぼ同じです。

初期のうちは自分でプロフィールやサービスメニューについて書くことになりますが、これが意外と書けないもの。

自分やサービスについて理解していないのが原因です。

ここを掘り下げていくうちに差別化ポイントや強みがわかってきて、事業の方向性も決まってきます。

書くと思考が整理される

いまでこそコピーライターを名乗っている私ですが、元々はママライターを標榜して育児系の記事に強いライターを目指していました。

赤ちゃんを抱く女性
ママライターを目指していた2013年頃

でもそのテーマについて書くうちに違和感を抱くようになり、目指す方向性に合わせてプロフィールやサービスメニューを何百回書きかえたか覚えていません。

でも書くうちに思考が整理され、今は「企業の価値・情熱を言葉に変える」をコンセプトに、法人のホームページ文章作成やウェブマーケティングのサポートをしています。

依頼したほうがいい場合①事業内容が確定している

事業の方向性が定まり収益も安定している個人事業主や法人は、コピーライターに任せることをおすすめします。

文章を学んだり書いたりする時間を本業に充てたほうが効率が良いからです。

私のお客様も、業界一筋のベテランで従業員が何人もいる方、何社も会社を経営している方、二代目社長などが多いです。

文章力は、一朝一夕ではなかなか身につきません。

特に、集客やセールスを目的とした文章を書くにはスキルが必要です。

とある企業のホームページ文章を書いたとき、社長さんからこう言われました。

「もし自由な時間が100時間あっても、自力ではこのクオリティの文章は書けなかった」。

この方は元々文章がとても上手なのですが、それでも自社を客観的に見て、それをお客様に伝わる言葉で書くのはむずかしかったようです。

今まで文章で積極的に発信しなくても事業がうまくいっていたのだから、対面でのコミュニケーション力や営業力が高い証拠。

苦手を克服するより強みを活かしたほうが得策と考えます。