販売や集客に直結するチラシやLPでは、ちょっとした言葉や気配りが集客力を左右します。
その中から、すぐにできて効果が高いものを3つ紹介します。
①「どんな状況で役立つか」を言葉にする
こちらは以前私が体験したことです。
セミナー動画用のマイクを購入しようと思い、「動画 セミナー マイク おすすめ」などのキーワードで検索したものの、どのサイトもマイクの機能の説明ばかり。
セミナー動画に適したマイクが結局どれなのかさっぱりわからず、最終的にはレビュー動画をいくつか視聴して購入しました。
もしサイトに「セミナー動画」「屋外撮影」「音楽収録」などシチュエーション別にマイクが紹介されていれば、そちらから購入したかもしれません。
こうした表記方法は特殊なものではなく、たとえば市販薬には「頭痛に」「喉の痛みに」など、どんな症状に有効かが書かれています。
もし、「○○配合」など成分の説明だけだったら、最適な薬を選べないのではないしょうか。
商品の機能や良さばかりを紹介したチラシやLPを見るお客様の気持ちはまさにこれです。
どんな状況で役立つ商品なのかを載せることをお勧めします。
②買えない・買わない理由を解決しておく
対面の接客であれば、会話の中でお客様が購入をためらう理由をひとつずつ解決していけます。
たとえば、アパレルショップでこんなやりとりがあるかもしれません。
「高い」「もったいない」という、買えない・買わない理由が解消されました。
一方通行のチラシやLPではこうはいかないので、先回りして解決しておく必要があります。
- お客様によく言われる・聞かれることは?
- お客様と話して「そこが不安だった(わからなかった)んだ」と気づいたことは?
- お客様に聞いてみる(これがいちばん早い)
私も実際に、お客様の買えない・買わない理由を分析してみました。
- ほとんどの人がコピーライターへの依頼が初めて
- 第三者に自分のことが理解できるのか?
- ネットに不慣れな方も多い
その結果、ホームページ等では次のような工夫をしています。
- 問い合わせから依頼までのフローを詳しく掲載
- お客様の声や実績を掲載
- 電話の打ち合わせとインタビューを導入
③必須情報を100%載せる
とある歯科医院が集患のために作成したパンフレットに、歯科医院の名前や連絡先が載っていませんでした。
せっかくパンフレットを見て「この歯医者さんいいこと言っているな。診てもらおう」と思っても、どの医院かわからない。
そんなもったいない状況になっています。
「ありえない!」と思うかもしれませんが、こうした販促物は意外と多いです。
以前、プロフィール写真を撮ってもらおうとしてフォトグラファーのホームページをいくつか閲覧したのですが、活動エリアが書いていない人はひとりやふたりではありませんでした。
写真撮影はオンラインでできず、必ず対面で会う必要があるため、活動エリアは非常に重要な情報です。
でもそれがわからず、わざわざ問い合わせるのも面倒なため依頼をやめました。
フォトグラファー側から見れば、見込み客をひとり逃したということです。
自分で自分の販促物を作っていると、活動エリア、連絡先、屋号など、当たり前のことが抜けがちです。
基本的な情報は必ず載せるようにしましょう。
販促物によって必須情報は異なりますが、下記の内容を参考にして抜け・漏れがないかを確認することをおすすめします。
- イベント開催日時(曜日・西暦)
- 営業時間、定休日
- 住所、アクセス方法、地図
- 連絡先(電話、メール、HPなど)
- 価格(税込)と支払方法
- 主宰者や運営母体の情報
イベントやセミナーなど日時がピンポイントな場合は、曜日を入れます。
曜日があれば「土曜午前中なら行ける」「水曜18時からなら空いている」などと瞬時に判断でき、「行けそうだから詳細を見てみよう」と思ってもらえるからです。
逆に「7月5日16時から」など曜日がないと、わざわざカレンダーを見る手間が発生するため、「面倒だからいいや」とスルーされる可能性が上がります。
たった数文字で済むので、ぜひ曜日は追加してください。
あとはブログで告知する場合は西暦も追加することをお勧めします。
以前、興味があるイベントがありカレンダーを見たら数年前に終わっていてガッカリしたことがありました。
ちょっとしたひと手間やひとことで、印象や集客力が変わります。
キャッチコピーやデザインも大切ですが、「お客様がどう思うか」が何より重要です。
ぜひこの3点を意識して、チラシやLPの作成・見直しを行ってみてください。
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