ウェブ集客は、ホームページを見直すことから始めることをおすすめします
SEO対策、リスティング広告、SNS運用、You Tubeなどさまざまなツールがありますが、ホームページの中身がスカスカでは、充分な効果が得られない可能性が高いです。

ホームページの内容が売上を左右する

価格が高ければ高いほど、人は慎重になります。
たとえば「缶コーヒー88円!」「マッサージ60分3500円!」などであれば、チラシなどの広告だけを見てすぐに購入を決める人がほとんどです。

でもたとえば、「キッチンリフォーム100万円!」「インプラント1本20万円!」であったらどうでしょう。
いきなり契約する人はほとんどいないと思います。
まずは会社名や歯科医院名で検索するのではないでしょうか。

そのときにお客様がじっくり見るのが、オフィシャルホームページ。
商品の詳細や経営方針などを調べ、お金を払う価値があるかどうかを見極めます。
このときにホームページの中身がスカスカだったら購入意欲は一気に減退し、ライバルに流れていってしまう可能性が高いです。

ホームページに知りたいことが載っていなくてガッカリする人

世の中には、SEO対策、リスティング広告、SNS運用、You Tubeなどさまざまなウェブ集客ツールがあふれていますが、あくまでオフィシャルホームページへの入り口を増やす手段にすぎません。
それを忘れてツールだけを使うのは、ケーキをつくらずチラシのデザインにこだわってひたすら配布しているケーキ屋のようなもの。
せっかく来店してもらっても、肝心のケーキがなければ帰ってしまいます。

つまり、お客様の興味は引けても売上は上がらない状態です。
「ホームページにアクセスはあるけれど売上につながらない」とは、このケーキ屋と同じです。
「そんな大げさな」と思うかもしれませんが、こうしたホームページは意外とあるもの。
実際にあった事例を紹介します。

残念だったホームページの事例

とある来店型のサービスを運営している代表者から、リスティング広告用ランディングページの作成依頼を受けました。
ホームページからでは集客ができず、有料広告を出すこと決めたそうです。

まずはホームページを見ながら打ち合わせをしていたのですが、「これじゃ集客できないだろうな……」と思うところがワンサカ。

たとえば、来店型のサービスなのに営業時間の情報がない!
それを指摘すると、「ここに書いてある」とページの奥深くを案内されたのですが、お客様はそんなところまで見ません。
重要な情報がパッと見つからなければ、お客様はあっという間に競合他社へ行ってしまいます。

打ち合わせをするクライアントとライター

その他にもトップページのキャッチコピーが単なる商品説明になっていたり、ターゲット層が誰だかわからなかったりと、問題点がたくさん見つかりました。

ホームページのダメな部分を全部つぶしてランディングページを作成したのですが、費用の関係でほどなくリスティング広告はやめてしまったそうです。

あのときの私にSEO対策やウェブ集客の知識と経験があれば、ランディングページの新規作成ではなくホームページのリニューアルを提案していたのに……。
非常に悔やまれます。

ホームページは、リスティング広告に比べて低コストで済む販促手段です。
色々とツールに手を出す前に、まずはホームページの見直しをしてみてください