ホームページやパンフレットに載せる会社紹介文の書き方

会社紹介文を書くとき、なにより大切なのは事前の準備。
コピーライターが、書き方のコツを解説していきます。
ここで紹介する内容は、ホームページだけでなく、パンフレット、チラシ、プレゼンなどにも流用できる本質的な書き方です。

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「どんな印象を持ってほしいか」を明確に

ほとんどの場合、企業のホームページの最終目的は購入してもらうことでしょう。
でも、購入する背景はさまざまです。

たとえば……。

「(安いから)買いたい」
「(応援したいから)買いたい」
「(信用できそうだから)買いたい」
「(商品がよさそうだから)買いたい」
「(価値観が合いそうだから)買いたい」

 

「〇〇だから買いたい」の〇〇に当たる部分を最初に決めることが大切です。
ここが固まれば、自然と会社紹介文の方向性も定まってきます。

たとえば、価格が安いと思ってもらいたいのであれば、低価格が実現できる理由などを主に伝えます。
似た価値観のお客様に来てほしいなら、自社の考え方やビジョンを載せると結果につながりやすいです。

とはいえ、ひとつのテーマにガチガチに絞る必要はありません。
「価格が低いという印象を持ってもらいたいから、品質については触れてはいけない」などと考えなくても大丈夫です。

大切なのは、どこに軸足を置くかを決めること。
いつも中心に戻る図

ここが曖昧だと、メインディッシュにステーキとキンメダイの煮つけと刺身と酢豚が出てくるコース料理のようになってしまい、結局何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。

狙った印象に合わせて素材を集める

持ってもらいたい印象を決めたら、それに合わせて素材を集めます。
具体的には、「自社が目指すこと」「他社と比較した相対的な強み」「顧客の評価」の3点について考えていきます。

①自社が目指すこと

「年商〇億」などの自社目線の目標ではなく、顧客、ひいては社会に向けて何をしたいかを伝えます。
次の3点について考えてみてください。

誰に?
何を提供して?
どんな結果をつくる?

たとえば……。

IT化を進めたい中小企業に、

直感的に操作できるシステムを提供して、

業務を効率化し、人手不足や採用難のなかでも業績が上がるようにする

「誰に何を提供するか」まではスムーズに出てきても、「どんな結果をつくる?」がうまく文章にまとまめられないケースが多いです。

でもお客様がほしいのは、商品ではなく結果。
ダイエットサプリがほしいのではなく、痩せるという結果を得たいのと同じです。

だからここは曖昧にせず、「どんな結果をつくれるか」を言葉にしてほしいと思います。

結果を出して右肩上がり

②他社と比較した自社の強み

強みは相対的に決まります。
たとえば低価格が強みだとしても、他社がそれより安く売り始めたら強みではなくなります。
比較のイメージ図

会社紹介文を書くこの機会に、競合他社との比較をしてみましょう。
こんなふうに、エクセルで表をつくるとわかりやすいです。
比較する項目は、業界や商品特性によって変更してください(クリックで拡大します)。

③顧客の評価

経営者が考えている強みと、顧客に選ばれる理由がずれている場合もあります。
パズルがはまらない図

たとえば歯科医院の院長は技術の高さが強みだと思っていても、患者さんは「子供の扱いが上手いから」「夜遅くまで開いているから」などの理由で来院しているのかもしれません。

顧客や顧客と直接接している社員に、ぜひ自社を選んでくれた理由を聴いてみてください。
意外な気づきがあるかもしれません。

会社紹介文は、この2つがあればOK

ここまで素材を集めたら、あとは文章にしていくだけです。
書き方、見せ方に決まりはありませんが、迷ったときは「代表あいさつ文」と「選ばれる理由orお客様への約束」の2つを載せることをおすすめします。

①代表あいさつ文

「地域に根差した~」「すべてのお客様に最適なソリューションを提供~」など、例文によくあるありきたりな文章ではイマイチです。
ぜひ、次の要素を盛り込むようにしてみてください。

 

  • 誰に何を提供して、どんな結果を出すのか
  • なぜやっているのか
  • 社会にどんな課題があり、それをどう解決していくのか
  • ビジョン・目標

 

 

箇条書きではなく、ひとつのストーリーとして書くことをおすすめします。
長さに決まりはありませんが800~1500字程度が読みやすいボリュームです。

②選ばれる理由orお客様への約束

選ばれる理由orお客様への約束とは、強みやアピールポイントを顧客視点で具体的に書いたものです。

たとえば……。

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「選ばれる理由」と「お客様への約束」は内容としてはほぼ同じです。
どちらが良い・悪いということはありませんが、私の場合は以下のような基準でどちらにするかを決めています。

選ばれる理由
  • 競合が多い
  • 売上に直結させたい
  • すでに多数の実績がある
  • 頼れる印象にしたい

 

お客様への約束
  • 競合が少ない。もしくは、多くても方向性が違う
  • まずはファンや応援してくれる人を増やしたい
  • 実績がない、少ない
  • やわらかい感じにしたい

こうした内容を、最初に決めた「持ってもらいたい印象」に沿って書いていきます。

……、とサラッと言いましたが、文章を書くのが苦手な方、時間がない方にはかなりハードではないでしょうか。

そんなときは、コピーライターへの外注もご検討ください。
ここで紹介した内容のみならずさらに深い内容をヒアリングし、経営者様に代わって作成します。

事前に簡単なアンケートにご協力いただく場合もありますが、基本的には話していただくだけで大丈夫です。

「代表あいさつ文」と「選ばれる理由orお客様への約束」の2つであれば、取材の時間は120分以内、1週間前後で納品できます(お急ぎの場合もお気軽にご相談ください)。

企業の価値・情熱を、言葉に変えてみせます。
そして、「書けない」と悩む時間が、戦略を生み出す時間に変わります。

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