私はコピーライターなので、キャッチコピーに関する本は覚えていないほどたくさん読みました。
不要なものはすぐに手放すタイプなので、断捨離した本も数知れません。
そんな中で今も本棚に生き残っている、キャッチコピーの本を2冊紹介します。
※プロモーションを含みます
【入門者向け】マンガでわかる キャッチコピー力の基本
キャッチコピーの全体像がつかめる
キャッチコピーをこれから書く人に最初に読んでほしい本です。
私がこの本を購入したのはコピーライター歴7~8年目くらいのとき。
当時のレベルを考えるとこの本は不要なのですが、書店でたまたま立ち読みし「これは紹介したい!」とレジに直行しました。
つまり自分の勉強用ではなく、人にすすめるためだけに買ったのです。
この本の最大のおすすめポイントは、「キャッチコピーとは何か」から学べること。
類似の本は、作り方のコツや型の紹介から始まるものが多いと感じています。
もちろんこうした技も必要ですが、まずはキャッチコピーの役割やキャッチコピーによくある誤解など、大前提となる部分を知ることが大切。この本では「閑古鳥が鳴いているうなぎ屋をキャッチコピーの力で繁盛店に変えていく」というマンガ仕立てのため、読み進めるうちに「キャッチコピーとは何か」が自然と頭に入ってきます。
マンガの合間にちゃんと解説もあるため、キャッチコピーのド基礎はこの本1冊で充分だと思います。
【初級者~中級者向け】「売る」コピー39の型
キャッチコピー案を次々と生み出せる
度重なる断捨離と引っ越しに耐え、10年以上本棚に生き残っている本です。
一時期ドイツで暮らしていたときも現地に持って行きました。そのくらい大切で、今も現役バリバリで働いてくれているのがこの本です。
これを購入したのはコピーライター1年目のとき。ベテランの先輩に見せてもらったのがきっかけです。
キャッチコピーの型を紹介する類書はいくらでもありますが、この本は型に対しての解説が充実していると感じます。型が活きる状況や人の心理などにも触れているため勉強になり、事例が多くて真似するのも容易です。
今でもキャッチコピーをつくるときは手元に置き、型に当てはめながら案を量産しています。
ただし、「キャッチコピーってなにそれおいしいの」レベルの入門者には少しむずかしいため、まずは『マンガでわかる キャッチコピー力の基本』でキャッチコピーの全体像を把握し、『「売る」コピー39の型』で実践していくことをおすすめします。
残念ながら絶版になっているようですが、中古品はまだ手に入るようです。