ホームページや会社案内、チラシ、採用コンテンツなどの文章をプロに頼みたいと思っても、
「コピーライターには何を頼めるの?」
「費用はどのくらい?」
「フリーランスと制作会社、どちらに頼めばいい?」
「依頼前に何を準備しておけばいい?」
と迷う方は多いのではないでしょうか。
コピーライターへの依頼費用は、文章の種類や取材の有無、企画・構成をどこまでまかせるかなどによって大きく変わります。
この記事では、企業がコピーライターへ仕事を依頼するときに知っておきたい、
- コピーライターに依頼できる仕事
- 費用の考え方
- 依頼前に整理しておくこと
- コピーライターの選び方
- コピーライターの探し方
- 問い合わせ時に伝えること
- 依頼から納品までの流れ
を、企業向けのコピーライティング・取材を行ってきた立場から解説します。
コピーライターはキャッチコピー作る人、ではない!
コピーライターと聞くと、「そうだ、京都、行こう」「カラダにピース」などのキャッチコピーを作る人というイメージがあるかもしれません。
確かにそれは仕事の一部ですが、私は「集客・売上・採用・ブランディングなどに寄与する文章を書く人」と広く定義しています。
具体的にはホームページ、パンフレット、チラシなどの広告や販促ツールです。

ただしキャッチコピーを専門にしているコピーライターや、逆にライターと名乗っていても広告や販促の文章を得意とする人もいるので、「コピーライター」か「ライター」かの肩書きにとらわれず、実績や得意分野を見て選ぶことをおすすめします。
コピーライターへの依頼費用は何で決まる?
SEOライターのように、「1文字○円」と文字単価で決まることはほとんどありません。
特に企業向けのコピーライティングでは、原稿を書く前に必要な工程によって料金が変わります。
料金に影響する主な要素
- 原稿の種類
- 文字数・ページ数
- 取材の有無
- 事前リサーチの量
- 企画・構成の有無
- 専門知識の必要性
- 原稿本数
- 修正範囲
- 納期
- 撮影やデザインを含むかどうか
たとえば同じ「採用コンテンツ」でも、
社員1名に取材して短いインタビュー記事を制作する場合と、代表メッセージ、4職種分の仕事内容、社員5名分のインタビューをまとめて制作する場合では、当然ながら料金は大きく異なります。
また、「こちらで用意した資料をもとに文章だけ整えてほしい」のか、「取材をして、何を伝えるべきか整理するところからまかせたい」のかでも工数は変わります。
そのため、料金を見るときは金額だけでなく、どこまでの作業が含まれているかを確認することが大切です。
コピーライターに依頼する前に整理しておく3つのこと
すべてを決めてから相談する必要はありません。
ただし、次の3点がある程度整理されていると、依頼先選びや見積もりがスムーズになります。
①依頼する目的
たとえば「化粧品に関するコピーライティング」でも、目的が個人向けの化粧品の販促か、法人向けの化粧品開発コンサルティングの商談機会の創出では、伝える内容は大幅に変わります。
さらに個人向け化粧品の販促でも、店頭に貼るポスターを作ってブランドイメージを浸透させるのと、LPを作って広告を回して短期間に売り上げるのとでは、コピーの方向性が異なります。
前者であれば雰囲気のあるコピーを書けるコピーライターが、後者であればセールス色が強いコピーを得意とするライターが適任といえるでしょう。

商材だけでなく、「誰に向けて、何のために」作るコピーなのかを考えると、依頼するのにふさわしいコピーライターが明確になっていきます。
②専門知識がどこまで必要か
たとえば医療機器を病院に販売する、IT技術者に向けた採用ページで仕事紹介をするなど、プロからプロへ向けたコピーが必要なら、専門知識があるコピーライターに依頼するのがベストです。
専門知識がないと商材や仕事内容を理解することすらままならず、コピーの内容も薄いものになる可能性があります。
一方、プロからアマチュアへ向けたコピーなら、専門知識が必要とは限りません。
私はITの専門知識はありませんが、システム開発会社でウェブマーケティングを担当していたことがあります。
なぜ専門知識のない私に務まったかというと、顧客層が「DX化を進めたい製造業などの中小企業」だったからです。
お客様の「ITのことはよくわからない」という気持ちが理解できるため、それに合わせたコンテンツを作成することができました。
つまり、専門知識がないことが逆にメリットになったわけです。
もちろん専門知識があり、なおかつアマチュア向けに書けるコピーライターもたくさんいますが、「この分野は専門知識がないと無理」と思いこまないほうが、コピーライターを選ぶ幅が広がります。

少し話がずれますが、「女性向け商品だから女性のコピーライター」「子供向けだから子育て中のコピーライター」など、コピーライター個人の属性だけで判断することはおすすめしません。
その属性の人が、その領域のコピーが書けるとは限らないからです。
私は子供がいて主婦業もしていますが主婦向けの商材は苦手で、逆にBtoB企業の取材などビジネス系が得意です。
主婦向け商材のキャッチコピーの依頼を受けたときは、30代独身の男性コピーライターに代わってもらいました。
コピーライターを選ぶときは、実績や得意分野を重視することをおすすめします。
③ウェブマーケティングの知見は必要か
1行のキャッチコピーだけであれば、ウェブマーケティングの知識はそれほど重要ではありません。
一方、ある程度のボリュームがあるウェブコンテンツでは、
- 検索キーワード
- 読者の検索意図
- ページ内の導線
- コンバージョン
なども考慮する必要があります。
ウェブマーケティングの業務はディレクター等が行っている場合も多いと思いますが、同じ目線で打ち合わせができるコピーライターのほうが何かと話が早いはずです。
コピーライターの選び方4つ
①依頼したい分野・媒体の実績がある
まず確認したいのが、依頼したい案件に近い実績です。
- 採用サイトなら社員インタビューや採用コンテンツ
- 導入事例ならBtoB企業への取材記事
- 代表挨拶なら経営者への取材・会社紹介
業界がまったく同じでなくても、媒体や目的が近ければ、制作ノウハウを持っている可能性があります。たとえば反応が良いチラシが書けるコピーライターは、広告用LPも得意な可能性が高いです。
②取材ができる
伝えたいことがまとまっていないのであれば、取材を通じて話を引き出せるコピーライターに依頼することをおすすめします。
取材をする中で「考えが整理できた」と言っていただくことも少なくありません。
特に、代表挨拶、会社紹介、社員インタビュー、導入事例などは、取材力が原稿の質に直結します。
「取材対応可能」と書いてあるかだけではなく、過去の取材記事や、取材に関する実績・第三者評価も確認するとよいでしょう。
逆に、伝える内容が言語化できているのであれば、生成AIを活用したり、編集・リライトのみを依頼したりする方法もあります。
③マーケティングの知見がある
ポジショニング、ベネフィット、ターゲット、コンバージョンなど、基本的なマーケティングを理解しているコピーライターであれば、「何を書くか」だけではなく、「誰に、何を伝え、どう行動してもらうか」という視点で文章を設計できます。
制作会社やウェブディレクターと一緒に仕事をする場合も、マーケティング用語を共有できると話が早く進みます。
制作会社を介さずコピーライターへ直接依頼する場合、マーケティングの視点を持つ人を選ぶと、文章以外の部分についても提案を受けやすくなります。
④ビジネスマナーや仕事の進め方
たとえば制作会社がA社からホームページ制作を受注し、コピーライターに取材・執筆を依頼する場合、コピーライターがA社と直接話すこととなります。
制作会社から見れば、A社は大事なお客様。そのお客様に対し、コピーライターが失礼な態度で接したらどうなるでしょうか。
制作会社にとって大きな損害です。
この点が、コピーライターに外注をためらう一因になっているかもしれません。
また、
- 返信が極端に遅い
- 納期を守らない
- 修正への考え方が合わない
- 情報共有が少ない
など、仕事の進め方に違いがあるとストレスになってしまいます。
こうした部分は制作実績だけでは判断しにくいため、ブログやSNSに目を通したり発注前にオンラインで一度話したりするとよいでしょう。
コピーライターはどこで探す?
①検索エンジンやAI
依頼したい仕事が明確なら、検索エンジンで探す方法があります。
たとえば、
- 導入事例 コピーライター
- 社員インタビュー コピーライター
- 代表挨拶 コピーライター
- チラシ コピーライター
など、依頼したい内容を具体的に検索すると、専門性の近い人を見つけやすくなります。
対面での取材を希望する場合は、「横浜 コピーライター」のように地域名を加えてもよいでしょう。
最近ではAIで探す人も増えており、私も「AIにおすすめされたから」とご依頼を受けたことがあります。
②制作会社・広告会社
文章だけでなく、デザイン、撮影、サイト制作、印刷などもまとめて依頼したい場合は、制作会社や広告会社が向いています。
窓口を一本化できるのがメリットですが、コピーライターへ直接依頼する場合より費用が高くなることがあります。
③クラウドソーシング
予算を抑えて多くの候補から選びたい場合は、クラウドソーシングも選択肢に入ります。
一方で、実績や経験値には幅があるため、価格だけではなく過去の制作物を確認することが重要です。
④紹介
取引先や知人から紹介してもらう方法もあります。
実際の仕事ぶりを知っている人からの紹介なので安心感がありますが、紹介されたコピーライターが今回の依頼内容を得意としているとは限りません。
私も、紹介していただいたものの、自分では対応できない分野だったので丁重にお断りしたことがありました。
紹介の場合も、過去実績を確認してから依頼すると安心です。
なるべく早く正確に見積もりを出してもらうには?
作成したいコピーについてなるべく詳細に伝えると、コピーライター側は見積もりを出しやすいです。具体的には以下のような情報です。
- 業界・商品・サービス
- ターゲット
- 制作する目的
- 本数・ページ数
- おおよその文字数
- 取材の有無
- 希望納期
- 予算
- 仕上がりイメージに近いサイトや制作物
ただし、すべて決まっていなくても問題ありません。
たとえば、「新卒採用ページをつくりたいが、必要なコンテンツがまだ決まっていない」という状態なら、企画や構成から相談できるコピーライターに依頼すれば大丈夫です。
コピーライターへの依頼から納品までの流れ
依頼先によって多少異なりますが、一般的には次のような流れです。
1.問い合わせ
依頼したい内容や納期などを伝えます。まだ内容が固まっていない場合でも、相談を受け付けているケースがほとんどです。
2.打ち合わせ
オンラインや電話などで、記事の目的、ターゲット、必要な本数、取材の有無、納期などを確認します。
3.見積もり
ヒアリング内容をもとに見積もりを確認します。
料金だけでなく、
- どこまでの作業が含まれるか
- 修正回数
- 納期
- 交通費・撮影費などの追加費用
なども確認しましょう。
4.取材・資料共有
必要に応じて、経営者、社員、顧客などへの取材を行います。取材がない場合は、パンフレットや既存サイトなどの資料を共有します。
5.初稿提出
コピーライターから初稿が提出されます。
6.修正
事実関係や表現などを確認し、必要に応じて修正を依頼します。大幅な方向転換は追加料金になる場合もあるため、発注前に修正条件を確認しておきましょう。
7.納品
Word、Googleドキュメントなど、事前に取り決めた形式で納品されます。
提案や企業取材ができるコピーライターをお探しなら
企業向けの文章制作をご検討中でしたら、コピーライター平田けいこへご相談ください。
これまで、東証プライム上場企業から中小企業、個人事業主まで、さまざまな企業・人物への取材と文章制作を行ってきました。
特に、取材を通じて企業や人の強みを引き出し、言葉にする仕事を得意としています。
- 自治体とJAの広報担当者向け専門誌で取材術を連載
- 東証プライム上場企業の経営層から中小企業の若手社員まで幅広く取材
- カスタマーサービスで3万件以上のお客様対応を経験
- 採用コンテンツ100件以上
- 導入事例コンテンツの立ち上げ支援実績あり
- ウェブ・紙媒体の両方に対応
たとえば、次のような文章制作を承っています。
導入事例記事
取材から記事作成まで一貫して対応します。
初めて導入事例を制作する企業様には、取材先の選び方や取材項目など、立ち上げ段階からのご相談も可能です。
社員インタビュー・採用コンテンツ
20~30代の若手社員への取材を含め、採用コンテンツを100件以上制作しています。話し慣れていない社員からも、仕事への思いや具体的なエピソードを引き出します。
代表挨拶・会社紹介
経営者への取材をもとに、会社の姿勢、創業の背景、事業への思いなどを整理して文章にします。
チラシ、営業資料
会社やサービスの強みを整理し、ターゲットに伝わる文章を制作します。「何を伝えればいいのかわからない」という段階からご相談いただけます。
まずは依頼内容をご相談ください
「コピーライターに頼むべき内容なのかわからない」「何を準備して相談すればいいかわからない」という段階でも構いません。
情報を整理し、提案いたします。相談・見積もりは無料です。


