この記事はBtoBの導入事例を内製したい企業向けに書いています。

この方法通りに書いていけば、プロと同等とはいかなくても、そこそこいい感じの記事が書けるはずです。

結論から言うと、導入事例記事はむずかしくありません。

記事を書くなんてハードルが高そうですが、導入事例は記事の中では比較的初心者にも書きやすいジャンルなのです。なぜなら、ビフォア・アフターを明確にすればいいだけだから。

開発秘話、創業ヒストリー、社長からのメッセージなどと比べると書くべき内容がほぼ決まっているのです。

この記事では、鉄板テンプレートを使って導入事例を書く方法をお伝えします。

※動画でも解説しています。

導入事例の鉄板テンプレートはこれ!

  1. 導入前、どんなことで悩んでいた?
  2. この製品を導入した決め手は?
  3. 使ってみて、どんな良い変化があった?
  4. イマイチだった点と、そのフォロー体制
  5. 今後の展望や期待

この質問は、顧客心理の流れに合わせています。

購入までの顧客心理

この流れに沿って書くと見込み客の疑問や不安が自然と解消していくはずです。

ただし、4「イマイチだった点と、そのフォロー体制」 と5「 今後の展望や期待」に関しては該当する事項があるときだけ掲載します。

イマイチだった点が特になければ無理矢理書く必要はないですし、導入直後であれば今後の展望まで考えていない可能性もあるからです。

ひとまず1~3があればしっかり記事として成立するので、初心者で自信がない人はこの3点のみを書くことからスタートしてみてください。

導入事例記事の最重要ポイント

導入事例では、とにかく具体的に書くことが何より重要。
数字(コスト○%ダウン、売上○万円アップなど)、従業員やお客様のセリフなどを可能な限り載せます。

よく「記事にはストーリー性が大切だ」と言われますが、具体的に書いていくことで自然とストーリー性は出るものです。

例をつくってみました。

抽象的でストーリー性が感じられない

長らく経営が苦しい状況が続いていました。でも○○を導入した結果、業績が良くなりました。本当に感謝しています。

具体的でストーリー性が感じられる

5年前から赤字が続き、去年からはボーナスや手当の削減などをやむを得ず行っていました。そんな中で従業員のモチベーションも下がってしまい、信頼していた社員が2人も辞めてしまい、社内の空気も沈みがちでした。でも○○を導入したところ、なんと1ヶ月で昨年の8ヶ月分の売上を達成。ひっきりなしに問い合わせが入り、あちこちから「また注文入った!」「在庫まだありますか?」などの声が飛び交い、かつてないほどの活気でした。過去最高益を実現し、臨時ボーナスも支給しました。人手が不足し慌てて3人を採用しましたがまだ足りず、今も募集をかけています。これもすべて、○○を導入したおかげです。本当に感謝しています。

冒頭で「導入事例はビフォア・アフターを明確にすればいいだけ」と書きましたが、「悪い業績が良くなりました」だけではちょっと足りません。

上記のように数字やセリフを入れることで、具体的に何がどう変わったかを相手に伝えやすくなります。

「超痩せました」よりも「60キロから52キロまで減り、Sサイズのジーンズをはいても拳ひとつ分くらい余裕が出るようになりました」のほうが、どれだけ痩せたかがイメージしやすいのと同じです。

実在の導入事例を添削

せっかく導入事例記事があっても、内容が不十分なために製品の価値を伝えられていないケースがよくあります。

製品名や社名が特定できないようにアレンジした実在の導入事例記事をサンプルに、どうすれば改善できるかを見ていきます。

惜しい実例

安全管理には××が欠かせません。××を確実に行える方法を熟考した結果、製品A導入に至りました。

改善ポイントは2つあります。

01
導入前、安全管理にどんな問題があったのか

この製品は、安全管理が非常に重視される運送業向けです。

わざわざ製品を導入するということは、安全管理になにか問題があったということ。どんな問題があったのかを具体的に書くことで、同じ、もしくは似た課題を抱えている企業は興味を持ちます。

02
どんなふうに「熟考」したのか
  • 比較した他社製品はいくつあったのか
  • 他の製品ではできず製品Aにできたことは何だったのか
  • 導入にあたり社内でどんな反対意見があり、それをどう説得したのか

こうしたことを盛り込むと、自然と製品Aの良さをお客様が語る体裁になります。販売元が「この製品はいいですよ」と連呼するより、何倍も効果的です。

まとめ

むずかしく考えず、冒頭のテンプレートの流れに沿って、ビフォア・アフターを、具体的な数字やセリフを入れて書けばOK。こうすれば、起承転結やストーリー性は勝手についてきます。

こうした導入事例記事を書くには、取材の段階で材料を集めるのが何より重要です。

取材のコツもまとめたので、こちらもご覧ください。

導入事例記事の内製化がむずかしいときはコピーライターが代わりに作成します。制作会社より低価格で、1記事からお受けできます。