結論から言うと、アメブロはSEOに弱いです。
検索エンジンからの流入を増やしたければ、ワードプレスなどを使用して独自ドメインでサイトを運用しましょう。

アメブロとワードプレスの検索結果の違いを、1年かけて検証した結果をお伝えします。

検証方法

  1. ワードプレス(当サイト)に掲載していた約40記事をアメブロに移植
  2. 検索結果に3位以内に表示され、毎日検索流入があった4記事の検索順位やアクセス数を1年かけて観察

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なぜアメブロに移植したかというと、仕事用のサイトなのに仕事と関係の無い記事があまりに増えてしまったから。
このままだとグーグルから何のサイトなのか認識してもらえず、評価が下がる可能性がありました。
この移植自体、ある意味SEO対策です。

検証の結果

常に検索3位以内だった4記事のうち、再び上位表示になったのはわずか1記事だけでした。(※2020年4月時点)

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移植してから2~3ヶ月は50位前後をウロウロしていて、4ヶ月くらいしてやっと1ページ目に浮上。いつの間にか1~3位の間を行き来するようになりました。

2020年5月5日のグーグルのアップデートで6位くらいまで下がりましたが、2020年5月23日にはなぜか1位になっています。

今日のこの瞬間も、順位は変動しているでしょう。
このあたりの不安定さが、SEO対策のむずかしいところです。

アメブロ差別?質の高い記事でも評価されない!

問題なのは、残りの3記事。
サーチコンソールを見ると、そもそもグーグルに記事の存在を認識されていないことがわかりました。

※サーチコンソールとは、どんな検索キーワードでサイトに流入があるかを調べられるツールです。

一例を紹介しましょう。
ワードプレスで運用していた頃のサーチコンソールの画面です。
サーチコンソール

以下の2記事が検索結果の上位にあり、それなりに読まれていたのがわかります。

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ところがアメブロのサーチコンソールを見ると、この検索ワードはどこにも見当たりません。
実際にグーグル検索してみても、もちろん私の記事はヒットしません。

どうやらアメブロ移植後は、検索の世界では“存在しない記事”として扱われるようになったようです。

内容はほとんど変えておらず語尾や表現に少し手を加えた程度。
つまり上位表示にふさわしいクオリティの高いコンテンツを作成しても、アメブロに掲載されているだけで評価されない場合がある、ということが判明しました。

現実世界にたとえるなら、営業職で売上ナンバーワンになっても、女性だからという理由で昇進や昇給が見送られるようなものです。

性別と違い、記事を書く場所は選べます。
ウェブ集客に時間と労力を割くのなら、アメブロでやるのはもったいない!
迷わずワードプレスなどで独自ドメインを取得してサイトを運用す
ることをおすすめします。

※2021年4月追記
約1年後に再度サーチコンソールを確認しましたが、状況は変わっていません。
独自ドメインに記事を書けば、通常は数日~1週間程度でグーグルに記事の存在を認識してもらえます。
アメブロだと、時間をかけても認識してもらえないようです。

そもそも、アメブロはブログではない

アメブロはアメーバブログの略ですが、グーグルはブログ扱いしていません。
ツイッター(現エックス)やフェイスブックと同じくSNSとみなしています。
こちらはグーグルアナリティクスの画面です。
アメブロをSNS扱いしていることがわかるサービコンソールの画面

ツイッターと同列に扱っているのがわかりますね。

SNSは流し読みするメディアで、投稿はどんどん埋もれていきます。

アメブロはカテゴリー分けができたりと、ほかのSNSと比べて過去記事も読まれやすくなっていますが、先ほど書いた通り読者に検索でたどり着いてもらえる可能性は低いです。

ためしに、「アメブロ 集客」「アメブロ コンサルティング」「アメブロ 講座」の検索結果を見てみてください。
1ページ目に表示されるアメブロの記事は片手で足りるほど。

一方、アメブロ内ではアメブロのコンサルティングや講座があふれています。
アメブロは、ネット世界のガラパゴスと言えるかもしれません。

フェイスブックの投稿がフェイスブックユーザーにしか基本的に見られないように、アメブロの記事を読むのはアメブロユーザーが大半と考えて間違いないでしょう。

アメブロユーザー以外のお客様を増やしたければ、ワードプレスなどで独自ドメインのサイトを持つことを強くおすすめします。