SEO対策と聞いて、どんなイメージを持ちますか?

キーワード、タグ、メタディスクリプションなどの馴染みのないの用語が並んで「うわっ、無理……」となる方も多いと思います。

私もそうでした。

でも5年ほどSEO対策をやって気づいたのは、こうしたカタカナ用語は枝葉であり手段に過ぎないということ。

まずはSEO対策の本質、つまり、「何のためにやるのか」「なぜやったほうがいいのか」という土台の部分を理解すれば、こうしたカタカナ用語も頭に入りやすくなります。

カタカナや専門用語をほぼ使わず解説していくので、SEO対策を施したコンテンツマーケティングを始めたい方は参考にしてください。

そもそもSEO対策って何?

SEO対策とはSearch Engine Optimizationの頭文字をとったもので、日本語にすると「検索エンジン最適化」です。

ざっくりと、「あるキーワードで検索されたときに、自分の記事がなるべく検索結果の上位に出るようにする施策」と理解しておけば大丈夫です。


次に、なぜグーグルは記事に序列をつけるのかを解説していきます。

そもそもなぜ、グーグルは記事に順位をつけるのか?

理由はシンプル。
読者のニーズに合わない記事を優先的に表示したら、グーグルが選ばれなくなるからです。

想像してみてください。

もし「新宿 ランチ」で検索したのに、渋谷でおすすめのパンケーキ、池袋の居酒屋特集、夜景がきれいな神戸のデートスポット10選が表示されたら……?

もし役にたたない記事が上位表示されたら?

うんざりして、別の検索エンジンを利用するでしょう。

すると客離れが進み、グーグルに広告を出したがる企業がいなくなり、ビジネスが成り立たなくなります。

だからグーグルは「グーグルで調べれば良い情報が得られる」という確固たる地位を築かなければなりません。

つまり読者が知りたい情報を上位表示することは、グーグルにとって死活問題ともいえるのです。だからこそグーグルは検索エンジンの精度を上げ、より読者に役立つ記事を上位表示するように日々努力しています

なお、記事の順位を決める基準をアルゴリズムといいます。

SEO対策に関心がある方なら、「グーグルのアップデートにやられた」「検索順位が下がって収益がほぼゼロになった」などとネットがざわついているのを見たことがあるかもしれませんが、これはアルゴリズムの変更が原因です。

たとえるなら、今まで「算数の点数で評価します」だったのが「今日から50メートル走のタイムで評価します」に変わるようなもの。

近年はここまで天地がひっくり返るような変更はありませんが、最新情報にアンテナを立てておく必要はあります。

で、SEO対策は何をすればいいのか?

とどのつまり、読者が知りたい情報を書く、検索の答えになる記事を書くのが最大のSEO対策です

「恵比寿 パンケーキ おすすめ」への最適な答えは、恵比寿近辺のおいしいパンケーキ屋さんを紹介するサイト。

「ホームページ作成 自分で」への最適な答えは、自分でホームページを作る方法を丁寧に解説するサイト。

「読者の検索ニーズに応える」が大大大前提です。
ここはぜったいに忘れないようにしてください!

ではなぜ、キーワードなどが必要なのか?

ここまで読まれた方なら、こう思ったかもしれません。

読者のニーズに応える記事を書けばいいなら、なんでキーワードとかいろんなテクニックが必要なの?

確かにそうです。

でもまだ、グーグルのアルゴリズムは完全ではなく、記事の内容を完全に理解できるわけではありません。

「この記事は読者に役立ちますよ!」とグーグルと読者に知らせるために、キーワードがまだ必要なのです。

たとえるなら、キーワードは書籍のタイトルのようなもの。

もし肩こりで悩んでいるなら、「3日で肩こりを解消するヨガ」というタイトルの本に興味を持つと思います。

しかし、もしタイトルが「あのつらーいお悩みがすっきり消える! 超とっておきの方法」だったらどうでしょう。

何の本なのかわからずスルーするはずです。

グーグル検索も同じ。

タイトルや見出しにキーワードが入っていないと、グーグルと読者に見つけてもらいにくいのです。

近い将来、グーグルが記事の内容をほぼ100%理解できるようになり、キーワードを入れなくても価値ある記事が上位表示される時代が来るかもしれません。

でも現状ではその域に達していないので、まだキーワードが必要です。

ちなみに一昔前はグーグルの検索エンジンの精度が低く、キーワードがたくさん入っていれば上位表示されていました。
「SEO対策=キーワードを入れる」のイメージは、この頃の名残りかもしれません。

こうした小手先のテクニックが蔓延して低品質な記事が上位表示されるようになった結果、グーグルは検索エンジンの精度を上げ、現在のような内容重視のアルゴリズムが誕生したというわけです。

実は私も、2011年頃にとりあえず大量のキーワードを無理やり入れ込んだレベルの低い記事を内職で書いていたことがあります。

クライアントから「とりあえず○○ってキーワードを記事内にたくさん入れておいて」と依頼がありました。

「OL キャッシング」がキーワードなら、

OLキャッシングをするなら、OLキャッシングに理解のあるキャッシング会社を選ぶことがOLにとって重要です。なぜならOLにとってキャッシングというのは……」

みたいなイメージです。

いまとなっては黒歴史ですが、当時のSEO対策を実体験できたのは貴重だったかも。

ちなみに今、このようにキーワードを過剰に入れるとグーグルから逆に嫌われます。

当時、こうした記事に痛い目に遭わされているからです。

無意味なキーワードの使用は避けましょう!


なお、当時取引していた会社もサイトも今はありません。

もし「SEO策はキーワードを入れておけば大丈夫です」などと言うコンサルタントがいたら注意しましょう。


SEO対策のイメージがなんとなくつかめましたでしょうか。

ぜひ参考にしてください。

もし自力ではむずかしいと感じたら、コンテンツマーケティングを企画段階からサポートいたします。

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