私はコピーライターのほかに、「歯科ライター」としても活動中です。

会社員時代は歯科医療企業の専属ライターをしており、フリーランスに転身後も歯科関連の記事作成を続けています。

そんな私の視点で、歯科医師ライター・歯科衛生士ライター(以下、歯科医師・衛生士ライターと表記)と歯科ライターの違いを解説します。

歯科医師・衛生士ライター:信頼できる歯科情報の発信者

歯科医師・衛生士ライターの強みは、なんといっても国家資格保持の医療従事者という信頼感。真偽不明な情報が飛び交う時代に、歯科医師・衛生士ライターの存在は貴重です。

最近では副業としてライターをしている歯科医師と歯科衛生士も増えていて、クラウドソーシングサイトで「歯科医師 ライター」「歯科衛生士 ライター」などで検索するとたくさんヒットします。

どんなときに依頼する?

「マウスピース矯正のメリット・デメリット」「虫歯を防ぐ歯磨きのコツ」のような解説記事やハウツー記事を依頼するのに最適です。

特にSEO対策を重視するなら歯科医師・衛生士ライター一択。

なぜならグーグルの検索エンジンは記事の内容だけでなく「信頼できる人が書いた記事かどうか」を重視しているから。

特に健康や医療の分野はその傾向が強いです。

仮に歯科医師・衛生士ライターと普通のライターがまったく同じ歯科の記事を書いたとしたら、前者が書いた記事がグーグルに評価されて検索結果に優先的に表示されます。

SEO対策を抜きにしても、読者視点で考えたら歯科医師・衛生士ライターの記事のほうが支持されるのは間違いありません。

普通のライターに発注する場合は、歯科医師もしくは歯科衛生士を監修者として掲載することをおすすめします。

歯科ライター:歯科に詳しい取材・文章のプロ

歯科の資格や臨床経験がなくても歯科ライターと名乗っている人はいます(私もそのひとりです)。

歯科医師・衛生士ライターの軸足が歯科にあるのに対し、歯科ライターの軸足はライターにあります。

つまり、歯科のプロか取材・文章のプロかの違いです。

とはいえ、歯科という専門分野について記事を書くのだからある程度の業界知識は必要。歯科関連のメーカー・出版社などの出身者が有利です。

どんなときに依頼する?

取材が発生する記事は歯科ライターをおすすめします。

たとえば、ホームページに掲載する院長の挨拶文や人材採用のための先輩歯科衛生士のインタビュー記事など。

歯科ライターを名乗っていても、歯科の知識はどうあがいても歯科医師や歯科衛生士には勝てません。

一方、取材スキルはライターの特殊技能です。

「自前の知識で歯科の記事が書ける」と、「第三者から歯科の話を聞いて記事にできる」は似ているようでまったく違います。

まとめ

肩書きに「歯科」がついていても、歯科医師・衛生士ライターと歯科ライターは、得意分野が違います。

歯科医師と歯科衛生士には国家資格が必須ですが、ライターは誰でもなれます。

歯科医師の治療レベルさえ個人差が大きいのですから、ライターのスキルにどれだけバラツキがあるかは想像に難くないでしょう。

理想的なのは、歯科医師や歯科衛生士として臨床経験があり、その後編集プロダクションなどでライターとしての経験もある方ですが、見つけるのは相当むずかしいと思います(私も会ったことがありません)。

私は歯科の資格も臨床経験もありませんが、歯科企業でのライター経験を始め歯科関連の記事作成は100件を超えています。
歯科の取材記事、特に予防歯科と高齢者歯科の記事作成でお困りのときはいつでもご相談くださいませ。