【集客できる文章の書き方】たった1行の不適切な文章で、お客様は逃げていく

「神は細部に宿る」という言葉をご存知でしょうか。
ある建築家の格言とされており、「細かい箇所にもこだわってこそ良い作品ができる」「本当に素晴らしい技術やこだわりは目につきにくい」などの意味です。

この考えは、ビジネス文章にも該当します。
私が実際に体験した、たった1行の不適切な文章のために購入をやめた事例をご紹介します。

自分中心主義がバレる1行

ある個人事業主が提供しているセッションに非常に興味を持っていたときのことです。
ブログを隅から隅まで読み、申し込みまであと一歩。
ところがある一文のせいで、関心が波のようにサーッと引いていきました。

その一文とは「サービス終了後に、必ず感想を書いてください」という内容。
どうやら、ブログ等でお客様の声として紹介したいらしいです。

え、そんなのめんどくさい。
モニター価格だったら当然協力しますが、これは定価のサービス。
「感想をお聞かせいただけると嬉しいです」程度なら気になりませんが、必須条件として挙げられるとドン引きします。

評価を知りたい気持ちはわかりますが、お客様に手間を強要するのは賢いやり方ではないですよね。

事業主の自分中心の姿勢が透けて見え、申し込みを取りやめました。

「売れ売れドンドン主義」がバレる1行

もうひとつ事例を紹介します。
あるコピーライティングの教材が気になり、メルマガの購読から始めました。

さすがコピーライティングの教材を販売している企業だけあり、メルマガの文章は上手い。
でも毎回、気になることがありました。
メルマガの最後に教材の広告が載っているのですが、「特別価格で購入できるのは5月○日まで!」といつも書いてあったんです。

このメルマガを購読していたのは2018年8月。
特別価格の案内はありませんし、リンクをクリックしても定価が表示されます。
過去に展開していたキャンペーンの情報を消し忘れた可能性が濃厚です。
メール本文を書くことに熱中しすぎて、神経が行き届かなかったのでしょうか。

顧客を惑わす情報を平然と、しかも何度も送ってくる無神経さが気になりました。
なんだか、「とにかく売りたい! 細かいことは気にしねえ!」というギラギラ感が伝わってきます。

この教材は購入したものの、最終的に返品しました。
内容が期待外れだったこともありますが、決め手となったのは購入直後に値下げキャンペーンが行われたこと。
しかも、特典教材まで追加されていました。

倍額を払って、受け取れる教材が少ないなんてバカバカしい。
コピーライティング云々の以前に、顧客心理を無視しすぎです。

やっぱり、メルマガのときに感じた「なんだかイマイチ信用できなそうだな」という直感は当たってしまいました。

共通しているのは、顧客視点の欠如

本当にお客様のことを考えていたら、不快や不満を与える文章を入れないはず。
せっかく全力を込めて告知文やメルマガを書いても、不適切な文章が1行入っているだけで、台無しです。

どれだけ取り繕っても、文章には本音がポロっと出てしまう。
文章を書くことにおいて一番大切なのは、テクニックではなく相手を重んじる気持ちかもしれません。