訪日外国人が求めているのは「おもてなし」じゃなくて○○力

訪日外国人の増加や2020年の東京オリンピックに向けて、日本ならではのおもてなしが大切だという声が上がっています。
確かにそれも大事だけれど、その前に英語力がもっと必要ではないでしょうか。

現在ドイツに滞在しているので、私はドイツ人から見たら外国人です。
少なくとも私が住んでいるエリアのドイツ人はみんな親切で、嫌な思いはほとんどしていません。
でもそれより助かっているのは、英語を話せる人が多いこと。
以前、英語を話せないドイツ人も意外と多かったという記事を書きましたが、日本と比べて英語が通じる率は格段に高いです。

先日びっくりしたのは、10~12歳らいの子どもも英語を話せること!
夕方、子どもと一緒に公園に行ったら、小学校高学年くらいの男の子数人が遊んでいました。
彼らが撤収の準備を始めても私たちは遊び続けていたのですが、グループのうちの一人が突然話しかけてきました。
ドイツ語だから、当然チンプンカンプン。でも何かを警告している様子なのはわかりました。
そこでダメモトで” Sprechen Sie Englisch?“(英語話せますか?)と聞いてみたんです。

すると、英語をしゃべり出すじゃありませんか!
考えながら話している様子だったので、インターナショナルスクールの生徒や帰国子女じゃないのは明らか。
彼のおかげで、公園の隣のマンションに変なおばちゃんが住んでいて、遅くまで遊んでいる人の写真を撮って警察に突き出していることがわかり、私たちもすぐ帰宅しました。
これだけの複雑な内容をその場で英語で説明できる日本の成人は何%いるのでしょうか。

外国人の親子が遅くまで公園で遊んでいるのを放置しても、彼らにデメリットはまったくありません。
それをわざわざ教えてくれるなんて、おもてなし精神にあふれていますよね。
でももし英語を話せなかったら、彼らの好意は無駄になってしまったかもしれません。
一番大切なのはもちろん気持ちですが、その気遣いを具体的な行動や結果に結びつけるために英語力が必須になる場面は多々あります。
それをすっ飛ばして「ハートが大事」とおもてなしを推す姿勢と日本が大好きな根性論がかぶるのは私だけでしょうか。

現在外国人の私にとっては、若干不愛想でもぶっきらぼうでも、言葉が通じるほうがよっぽどありがたいです。
目の前の人と共通言語が一切ないとわかったときの絶望感といったら……。
逆に、英語が通じるスタッフがいる店には、もう一度足を運ぼうという気になります。この前息子のサングラスを購入した眼鏡店の店員さんは英語ができたので、コンタクトのケア用品が切れたらあそこに買いに行くつもり。注意書きが全部ドイツ語だから、英語で説明してもらいながらじゃないと、怖くて目に入れるものを購入できません!

日本の英語教育をどうにかしないと、とんでもない機会損失になる。海外に滞在して改めてこう感じました。

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