働き方改革と同時に、ビジネスのゴールも変更を

新聞にこんな記事があり、「?」と思いました。
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「若者のモノ離れが加速」は肌感覚でわかるけれど、それを「経済界が懸念を強めている」というのがひっかかります。

懸念とは、つまり心配だということ。
モノが売れないと経済が停滞するという発想です。
でも私は、その発想自体を懸念しています。

モノを”買う”より”捨てる”ほうにお金をかける時代

モノ離れは確かに進んでいます。
それが端的にあらわしているのが、ミニマリストや断捨離ブーム。かつては「いかに収納するか(=どうやってたくさんのモノを持つか)」が片づけのポイントでしたが、今は「いかに必要なモノだけを持つか」にシフトしています。モノを捨てる技術を学ぶために、セミナーや書籍にお金を出す時代です。

モノ離れが困ると言っている経済界にとって、理想は爆買いする中国人でしょうか。
「日本人もあのくらい買えよ」と思っているかもしれません。

でも爆買いする中国人の姿を見て、「私もあんな風に買えるようになりたい」と思った日本人は少数派ではないでしょうか?
むしろ、「ダサい」「みっともない」というのが本音では。

私も本物を間近で見ましたが、断捨離経験者として「一体何に使うんだ? 将来、捨てるの大変だぞ」と、余計な心配をしてしまったほどです。

右肩上がりの再来を夢見る高齢者の“モノの消費ありき”という考え。もうやめてほしいです。

働き方と同時に、ビジネスのゴールも変える必要がある

最近は働き方改革が大きなテーマとなり、長時間労働などの見直しがされつつあります。
これは本当に好ましい流れ。
かつての「みんな一緒にたくさん働く」というカルチャーは、子育てママと非常に相性が悪いです。

でも働き方を変えるのなら、ゴールも見直す必要があるのではないでしょうか。
「モノをつくれ! とにかく売れ!」が目標のままで、表面的にダイバーシティやら女性活用やらをすすめても、どこかのタイミングでとん挫するのは目に見えています。
過去のビジネスを、現在の働き方で実現しようとしているのですから。

以前こちらの記事にも書きましたが、年配者の「景気回復」「強い経済」のゴールが何なのか、さっぱりわかりません。
高齢者が現役時代に労働とモノを買うことに熱中した結果が、過労死、熟年離婚、モノがあふれ「両親が死んだら、私がコレ片づけるの……」と不安になるゴミ屋敷のような実家。若い世代は、そんな失敗を繰り返したくないと考えています。

モノ離れ、いいじゃないですか。
買わせる努力をするより、モノを介さなくても儲かる仕組みを考えるほうが、よっぽど賢いです。

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