「透析患者殺せ」だけじゃない。長谷川豊の育児論をガン無視すべき理由

ブラック企業の経営者と同じ思考だから。
従業員の人権や人格を軽視するように、ママの気持ちや個々の事情をまったく考慮に入れていません。

長谷川氏のブログは「透析患者を殺せ」的な記事で大炎上しましたが、育児系でもちょくちょくボヤ騒ぎが起きているようです。

↓↓このあたりをナナメ読みすれば「でしょうね」と感じると思います↓↓
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/cat_1246935.html

長谷川氏の考えをまとめると「女性が働くことは否定しない。でも、子どもが3歳くらいになるまでは一緒にいるべきだ」という、目新しくもなんともない意見です。
でも確かに、「ママも働く」が重視されすぎて、子ども目線が抜けがちなのは事実。でも「仕事なんかいいから子どもだ!」と叫ぶのは、単に中心をママから子どもに移しただけで、極端であることに変わりはありません。

多くのママは、骨折&インフルエンザでフルマラソンを完走しようとしているような状態

ブラック企業が体よく利用するのが「お客様第一」です。

お客様は低価格を望んでいる。だから人件費を削る。
お客様は深夜までの営業を望んでいる。だからサービス残業をさせる。
お客様が第一。だから従業員は見返りを求めてはいけない。

この「お客様」を「子ども」に言い換えたのが長谷川氏の主張です。
子どもが第一だから、自分の仕事とか人生とかは横に置いておけ、と。

一見、“正論”です。

でも、子育てには莫大なエネルギーが必要。
イラつくことや不安になることもしょっちゅうです。
そんな自分が満たされていない状況で、子どもを満たしてあげることができるのでしょうか?

以前ある企業を取材したとき、社長が「まずは従業員の幸せから。そうしないと、お客さんにちゃんとしたサービスなんて提供できないでしょ? 表情が暗くなって雰囲気も悪くなるし」とおっしゃっていました。
従業員にもお話を聞いたのですが、だれもが笑顔で「仕事が楽しい」と口を揃えていたのが印象的です。業績も右肩上がりで、新人採用が急務でした。

ママだって同じです。
自分が幸せじゃなきゃ、他人を幸せになんてできない。
今までは「どんなに自分が不幸でも、子どもに惜しみなく無限の愛を注げるのが母親だ」とか言われていましたが、そろそろママの良心に頼りすぎるのやめてくれませんか?

本当に子どものためを思うのなら、ママの感情をもっと視野に入れるべき。
子どもを守る人が倒れたら、一番不幸になるのは誰なのかを考えろって話です。

足りないのは母性ではなく、母性を発揮できる環境

こんなことを書くと「最近の女は母性が足りない」とか言われそうですね。
母性の存在を否定する人もいますが、私はあると思っています。問題なのは、母性を発揮できる環境が整っていないことです。

たとえばチーターには時速100キロで走る能力がありますが、檻の中ではじっとしていることしかできません。
ムチで叩いてもエサをあげても無駄です。
でも広大な草原に放せば、目にもとまらぬスピードを見せてくれるでしょう。

ママだってそう。
寝る、食べる、休む、もままならない状態で夜中に何度も起こされたり、道端でひっくり返って泣き叫ぶ子どもをなだめて疲弊する日が続けば、母性発揮どころか生命維持で精一杯になります。

では、ママが母性を発揮できる環境とは何でしょうか?
それは、ママ自身が満足していること。
中には、「子どもとずっと一緒にいることが幸せ」という人もいるでしょう。
その他にも、「経済的な余裕があるのが幸せ」「ママ友がたくさんいるのが幸せ」「資格を活かして働くのが幸せ」「夫とラブラブなのが幸せ」「実家で子育てするのが幸せ」など、人の数だけ満足の形があります。

私の幸せは、「適度に仕事をしながら旦那と一緒に子育てをすること」です。
でも子どもが生まれてから3年間、旦那は出張で平日はほとんど不在でした。育児の負担が重すぎて、「楽しい」と感じる余裕なんてほとんどありません。疲れ果てて仕事もあまりできず、いつもため息ばかりでした。
でも旦那が会社と交渉してくれて出張が激減し、やっと子育てを楽しめるように! イライラも減って心に余裕ができ、家全体が明るくなりました。子どもも、何倍もかわいく見えます。

長谷川氏は「我々は、女性陣が出産し、おっぱいをあげている間、大切な奥さんも、子供たちも、幸せに何の不安もなく過ごせるようにしっかり働くしかないだろ!君らのために、我々は死ねる。少なくとも、大切な奥さんと子供のために、我々男は死ぬ覚悟はいつでもあるんだ。ちったぁ、君ら「女性陣」も、せっかくこの世に生まれてきてくれた俺たちの宝物である子供たちのために(以下略)」とか書いていましたけど、仕事で討ち死にするくらいなら敵前逃亡でもいいから帰ってきてほしいです。

死ぬとか殺すとか、安易に使ってはいけませんね。

子ども時代は個性が尊重され、超個性的な名前(≒キラキラネーム)も目立ちます。
ところが、出産すると「ママ」と十把一絡げにされてしまう。多くのママは、突然はしごを外されて戸惑っています。

もちろん、子どもを夜な夜な連れまわしたり、保育園に24時間預けて仕事に邁進するのは感心しません。
でも公序良俗や法に反しない限り、もうちょっとママが個性を発揮してもよいのではないでしょうか。

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